課題から、伝わる形まで
課題
精神科訪問看護という分野は、初めて調べるご本人やご家族にとって「具体的にどんな場面で頼っていいのか」「病院の医療や一般的な介護とどう違うのか」「どんな人が自宅に来てくれるのか」が外からは見えにくく、相談するまでに迷いや緊張が生まれやすいという課題がありました。
サービス名や専門用語を並べるだけでは、現場のスタッフが大切にしている「暮らしの中での寄り添い」の温度感が十分に伝わりません。
整理
そこで、制度や枠組みの説明から入るのではなく、「医療でも、ただの介護でもない、『ちょうどよい距離感』の支援」というコンセプトを軸に据えました。
外出への不安や生活リズムの乱れ、不登校やご家族としての関わり方の戸惑いなど、当事者やご家族が日々抱えている具体的な困りごとから「自分たちのための相談先だ」と感じてもらえる順序で情報を整理しました。
翻訳
実際に自宅へ訪問する代表・副代表のお二人のポートレートや対話風景を撮り下ろし、作り笑顔ではない自然で温かな空気感をビジュアルの核に据えました。
さらに、Webサイトだけでなく、地域の医療機関・支援機関やご家族へ直接手渡せる「A4巻き三つ折りパンフレット」も同じ写真・同じ言葉のトーンでデザインし、Webと紙の両面から一貫した信頼が伝わる形へと翻訳しました。
結果
「まだ迷っている段階でも、まずは家族から話してみていいんだ」と安心できる公式ホームページとパンフレットが整い、ご本人・ご家族からの相談窓口として、また地域の関係機関との連携ツールとして活用されています。
公開後も毎月の保守管理を通じて、安全性と安定稼働を継続的にサポートしています。