課題から、伝わる形まで
課題
人材紹介は、商品が目に見えないサービスです。良い人材を紹介していても、それが写真やパンフレットのように「見せられる」わけではありません。
さらに外国人材の紹介では、受け手である運送会社の側に「言葉は通じるのか」「すぐ辞めてしまわないか」という不安が先に立ちます。実力よりも先に、先入観と向き合わなければならない——それがこの案件の出発点でした。
整理
ヒアリングで繰り返し出てきたのが、「国籍で選んでいるわけではない」という言葉でした。見ているのは人柄と、その現場に合うかどうか。10年以上・100名以上を育ててきたなかで培われた、確かな判断軸がそこにありました。
ただ、その基準はご本人にとって当たり前すぎて、言葉になっていませんでした。私たちの仕事は、この当たり前を掘り起こして、外から見える形にすることだと整理しました。
翻訳
見つけた判断軸を、そのままファーストビューの見出しにしました。「国籍ではなく、人柄と現場適性で選ぶ。定着する人材を、丁寧につなぐ。」——飾らず、実際に言っていた言葉のまま置いています。
その直下に「10年以上・100名以上の育成実績」を添え、不安に対する根拠を先回りして示しました。写真は代表ご本人を撮影し、誰に相談することになるのかが最初に分かるようにしています。相談ボタンの文言も「お問い合わせ」ではなく「まずは相談してみる」に。
結果
サイトを開いた運送会社の担当者が、「何をしている会社か」ではなく「どんな基準で人を選ぶ会社か」から理解できる状態になりました。
会社としての姿勢が最初に伝わることで、問い合わせの段階から話が噛み合いやすくなります。伝わる順番を変えることは、その後のやり取り全体を変えていきます。